モーニング娘。’１５が１５日、都内で５８ｔｈシングル「青春小僧が泣いている／夕暮れは雨上がり／イマココカラ」の発売記念イベントを行い、ファン２０００人を前に熱唱した。

　新リーダーに就任した譜久村聖（１８）は、イベント前に声帯摘出を発表したプロデューサーのつんく♂（４６）から「しっかり頼んだで。愛を込めて歌ってください」と激励メッセージを受けたことを明かした。

　工藤遥（１５）もつんく♂から「俺の分までしっかり歌うんやで。俺もいい曲つくるから」と応援されたという。「すごく励みになった。私たちももっと頑張らないと、という気持ちになりました」と１５年最初のシングルを発表する上で支えになったことを明かした。

　声を失ってでも生きるために戦うつんく♂を、譜久村は「できることを見つけるつんく♂さんがかっこいい」とあらためて尊敬した。「つんく♂さんへの恩返しのためにも、歴代の先輩のためにも、ありがとうという気持ちを伝えたい」とチャートの１位獲得を目指しているが、同じ日に三代目Ｊ　Ｓｏｕｌ　Ｂｒｏｔｈｅｒｓが「ｓｔａｒｔｉｎｇ　ｏｖｅｒ」を発売しており、競争は激しい。リーダーは「今回は相手が強いと思っているんですけど、頑張りたいですね」と意気込んだ。

　昨年９月に加入した１２期メンバー４人にとってはデビューシングルとなる。決意を込めて、尾形春水（１６）、野中美希（１５）、牧野真莉愛（１４）、羽賀朱音（１３）の４人が始球式を模した催しを行った。ソフトボール経験のある鈴木香音（１６）がグローブ持参でキャッチャーを務めるほどの熱の入れようだった。

　つんく♂は「青春小僧が泣いている」、「夕暮れは雨上がり」の２曲を担当した。この日に発売されたシングルに収録されている３曲を含む５曲がミニライブで披露された。

　譜久村はつんく♂の声帯摘出をニュースで知ったという。「つんく♂さんの歌詞は誰目線で考えても当てはまる。たくさんの方に聞いてもらいたい」とつんく♂の“代弁者”となることを誓った。