タレントでフジテレビ系「バイキング」のＭＣを務める坂上忍が１７日、愛川欽也さんの訃報に接し、うつみ宮土理との夫婦愛に感銘を受けた。

　坂上がブログに記したのは、先月末放送されたフジテレビ系「ノンストップ！」で、うつみが電話で愛川さんと会話を交わしたシーン。

　うつみの「キンキン？あたしだ」という気楽な呼びかけに始まり「今日帰ってから、ご飯なんだっけ？」（うつみ）「まだ考えてないけど、考えるよ」（愛川さん）「餅入り雑炊とか…」（うつみ）「それがいい」（愛川さん）「それがいいね。じゃあ作ろうね」（うつみ）と、普段通りの夫婦の会話のように思えた。

　当時は何気なく見ていたその場面が、今考えれば大きな意味を持っていた。復帰に懸ける愛川さんの強い希望から、その病状は徹底して伏せられていたのだ。

　「重篤説を否定するように、うつみさんが出演されていて…。愛川さんも、電話に出られていて…。凄いですね。愛川さんの意向を、最後まで守り抜いた…うつみさん」

　そんな夫妻について、坂上は「愛川さんも、うつみさんも、とってもフラットな方でして…。とっても凄い人なのに、とっても普通。わたしが憧れる、佇み方ができる大先輩です」と、憧れの存在であったことを明かした。