武井壮 陸連に提言「PRと集客に」
元陸上十種競技日本チャンピオンでタレントの武井壮が19日、ツイッター上で、陸連や運営サイドに対し、「PRと集客に目を向けないと未来はない」と提言した。
この日、エディオンスタジアム広島で開催された陸上の「織田記念国際」では男子100メートル決勝が行われ、日本人初の9秒台の期待がかかる桐生祥秀(19)=東洋大=が出場した。
武井は「陸上日本人初の9秒台が生まれるかも知れない会場にホームスタンド以外ほぼ観客がいないこの現状を運営サイドや陸連は厳粛に受け止めるべきだと思う。」とガラ空きの観客席を憂いた。
さらに「選手が清貧でトレーニングのみに打ち込む時代から前進する時だ。選手は記録と人気を諸手に掴む努力に、運営側はPRと集客に目を向けないと未来はない。。」と提言した。
自身は神戸学院大学法学部3年の時に十種競技に初チャレンジ。3年目に十種競技中の100mと400mの日本最高記録を出して日本インカレ日本選手権に優勝した経歴も持つ。
「大学で出会って、たくさんの思い出や今も評価をしてもらえる記録やタイトルを頂いた陸上競技には深い愛情と感謝の気持ちを抱いています。」と陸上競技への愛情と感謝を伝え、「そこで頑張る選手達を無条件で尊敬するし愛情も感じる、だからこそもっと勉強してもっと多くの喜びを世の中に発信して欲しいしもっと成功できるんだと伝えたい。。」と訴えた。
ツイッターではプロとアマの違いにも言及。「そのレベルが上がれば集客力が上がる、オリンピックで成績を挙げれば競技の人気が出ると言うのは思い込み。」と断じ、「オリンピックや世界選手権の価値を上回る選手の魅力が必要なんだと思う。。」と持論を展開した。