井上真央 低視聴率は「私の力不足」
低視聴率に悩むNHKの大河ドラマ「花燃ゆ」の第18回「龍馬!登場」(5月3日放送)の試写会が20日朝、東京・渋谷のNHK放送センターで行われ、主役・久坂文役の井上真央、夫・久坂玄瑞役の東出昌大が出席し、「低視聴率」などについて語った。
「花燃ゆ」は12日放送の第15話で9・8%に落ち込み、19日放送の第16話では10・7%と二桁台に盛り返した。
井上は「いろんな原因があると思うんですけど、主演である以上、私の力不足であるとしか言えない」と自分の責任を感じながら「ともあれ、現場は進んで行くので、落ち込んだり、腐ったりしては迷惑をかけてしまう。やり切るしかないと思います」と、腹をくくって撮影に臨んでいるようだ。
そして「出来ることをやるしかない。自分の中でこの作品をやると決めたとき、それなりの覚悟を決めましたから、至誠を尽くすという兄(吉田松陰)の言葉のとおり、最後までやり抜くしかありません」と松陰の言葉を持ち出して覚悟を説明。報道陣に「いじめないでお手柔らかにお願いします」と頼み込んだ。
また東出は「(放送の)翌日にワースト更新とか記事になるので、それをを見た方々が見ないとなるのは、残念。僕らは至誠を尽くしているので、記事にとらわれず見ていただけたら」と、やはり松陰の言葉を借りて思いを表した。
ドラマは第18回「龍馬!登場」から松陰亡き後の幕末の動乱期へと話が進み、NHKではここからを「第2章」ととらえて巻き返しを図っている。