フジ亀山社長 ドラマ低迷でイライラ
フジテレビの亀山千広社長が24日、東京都内で行われた定例会見に出席し、4月にスタートした新番組の視聴率が伸びないことについて「正直、非常に苦戦をしています」と数字が低迷していることについて述べた。
同社長はまた、「そんなに簡単にすぐうまくいくとは思っていなかったが。苦戦は織り込み済みですがイライラしています」とも語った。
続けて、「いろんなこと言われているけど、(現場には)下を向かず前を向いてやってほしいと思う。下を見ると視聴者の顔が見えなくなる」と変わらずに挑戦する姿勢を示した。
低迷している理由について同社長は「この状態の1番の原因を作ったのはドラマだと思う。枠の色を統一すべき」と指摘。「新しい改編の新しい枠で勝負したわけではないのに、他の新番組の後押しができなかったと言うこと。ドラマの諸君たちには、まだまだ間に合うので、どう面白く作るかを考えて欲しいと思っています」と奮起を促した。
土曜ドラマが実験的では、との質問について「大いに実験してもいいが、ただの実験で終わると評価にならない。独りよがりの実験にならないように。結果を視聴率で計られる」と視聴者からの期待が数字に顕著に表れることを改めて指摘。「特に土曜日。かつて土ドラはあるし、映画でヒットした物もある。実験は実験として成果をちゃんと生み出してほしい」と期待を寄せた。
土曜ドラマは現在、4月18日から始まった「She」(後11・40~)が放送中。同局のホームページでは「エッジの立った作品をお届けしていく新生ドラマ枠」としている。