勝谷氏 上重アナと日テレの対応に憤慨
コラムニストの勝谷誠彦氏(54)が29日、大阪市内でサンテレビの冠番組「カツヤマサヒコSHOW」(土曜、後11・30)の書籍化第3弾「酔談3」(西日本出版社)の刊行記念サイン会を行った。終了後、取材に応じた勝谷氏は日本テレビの情報番組「スッキリ!!」の新MCを務める同局の上重聡アナウンサーに対して怒りをあらわにした。
開口一番に「上重は許せないよ、アイツ」と激怒。上重アナは、週刊文春に「有力スポンサーから『1億7千万円マンション』利益供与を受けた」と報じられた。同局の大久保好男社長は口頭での注意だけで済ませたことを27日の定例会見で明かしている。
自身も3月まで同番組の月曜コメンテーターを務めていた勝谷氏は「社長の口頭注意だけとかあり得ない。会社としてのケジメが。サンテレビでもクビにするよ。あんなヤツが、何をえらそうにオレが座っていたところでしゃべってんの」とまくし立てた。
「テリー(伊藤)さんも加藤浩次も頭にきてると思うよ。加藤浩次がどこで切れるかというのがすごい気になってる」とかつての共演者の心境を思いやった。
「日本テレビの局としての品性が試されていると僕は思う。別に僕が関わった番組だからじゃない。関わった番組でなくても言うよ。メディアとしての品性を疑います」と力説した。
「(上重アナを)別に社員をクビにしなくても、番組から降ろしたらいい話。社長が『お前はしばらく謹慎しろ』と言えばそれで終わる話」と説明。「何をダラダラやっているのか。何かもっとほかにあると思わざるを得ない」と日本テレビの対応に疑問を呈した。
一方、週刊文春が別に報じたソフトバンク・松坂から上重アナが受け取ったとされる“友情のボール”についての記事は事実無根として、法的措置をとる準備を進めている。
勝谷氏は「もともと1億7千万円の問題が事実と違うのであれば文春を訴えればいい。そっちを訴えないということは認めているわけでしょう」と指摘。「認めていてそんなのを社員として朝の番組に起用して、報道でしゃべらせている。あり得ない」と、この件に関しては怒りが鎮まらないようだった。