末期がん告白 今井雅之に励ましの声
俳優・今井雅之(54)が4月30日、会見を開き「末期の(大腸)がんでステージ4」と告白したことを受け、今井のブログにはファンや、がん闘病中の人、がんを克服した人々から多くの応援の声が寄せられた。会見以後に寄せられたコメントは、1日午後3時現在で1000件を超えている。
今井の会見は午後6時から都内で行われ、同6時台には夕方のニュースやネットニュースで瞬く間に広がった。今井は、末期がんと宣告され、担当医に「きついモルヒネをどんどん打って、殺してくれ」と安楽死も考えたことなどを衝撃告白。「20キロ減った」と明かした2月23日の会見時からさらにやせ細り、声を絞り出すのも「精一杯」。マイクを通してもところどころ、聞き取れないほどで、何度も声を出そうとして歯を食いしばる場面があった。
安楽死も求めたほどの絶望感と苦しい闘病。会見を見聞きした人たちからは、次々とブログに応援のメッセージが届いた。
「生きてください!お辛いでしょう・・・でも、生きて下さい!」「生きて生きて生き抜いてください。」
また、今井と同じく大腸がんでステージ4と宣告され「切除手術、その後、抗がん剤治療が苦しかったため、免疫治療、食事療法で術後半年」という49歳男性からは「必ず克服して舞台復帰を果たしてください」。
ステージ4の末期の大腸がんで「余命1年」と告知された43歳女性からは「絶対10年生きてみせます。お互い辛い治療ですが、がんばりましょう」。
今井のブログが最後に更新されたのは4月28日。30日夕の会見後には1000件以上のコメントの書き込みがあり、同じ病気で闘う人々、がんや重い病と闘う人々からは決意表明にも似た激ましの言葉が次々と寄せられている。
大腸がんで降板した舞台「THE WINDS OF GOD」は「生きる」をテーマに今井が原作から脚本まで手がけたライフワーク。1日、東京・新国立劇場(小劇場)で初日の幕を開ける。初日のチケットは完売となっている。