渡辺美里 30周年ツアー開始、秘話も
歌手・渡辺美里(48)が2日、1985年5月2日のデビューから30年を迎え、大阪市の大阪城野外音楽堂で記念ライブ「春の美里祭り 30th Revolution」を開催した。
晴天に恵まれた会場には満員の約1700人を集め、デビュー曲「I’m Free」でスタート。持ち前の力強い歌声で、ヒット曲「My Revolution」など全20曲を披露した。
渡辺は、30年前のデビュー日も、その前夜にレギュラーを務めていたMBSラジオ「ヤングタウン」の放送があったため大阪に滞在。当日は大阪市内のレコード店を訪れ、「自分の『I’m Free』を、一番前に並べ変えました」と、なつかしんだ。
この日は、親交があるギタリストの押尾コータロー(47)がゲストで登場して3曲で共演。押尾が「美里さんに呼んでもらえるなんて。僕にとってはアイドルですから」と笑顔で語ると、渡辺は「がっかりさせないよう、しっかりやっていきます」と返していた。
アンコールでは大歓声に感極まる一幕も。「いろんな旅をして、全てが歌につながる30年でした。おそらく、これからもそうなるでしょう。いい歌だけは届けます」と宣言し、万雷の拍手を浴びた。
デビュー30周年の今年は、大阪での同ライブを皮切りに、全国47都道府県を巡るツアーを行う。渡辺は「まだ見たことのない場所も回って、じっくり歌を届けてきます。行ってきます」と観客に手を振ってあいさつしていた。