松本人志が持論「米国はウルトラマン」
ダウンタウンの松本人志が3日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、安倍晋三首相の訪米やアメリカとの外交関係について、持論を述べた。
今回の訪米そのものを「杯(さかずき)をもらいに行ったようなね。弟、お兄ちゃん(の関係)ぐらいならええんやけどな。そんで、その杯の効力はホンマにあるのか?」と任きょうの世界に例えて、日本がアメリカに従属しているのではないかということ、そして同盟関係の効果に疑問を呈した。
さらに、松本は特撮ヒーローのウルトラマンを引き合いに防衛政策を語った。
「ヒーロー、正義なんですけど、戦うことでめっちゃ建物が壊れる。騒音もすごいんですよ。そんな戦い方は(みんな)やめてほしいなって思ってるんですよ」
「ウルトラマンはアメリカなんですよ。アメリカマンは70年間動かない」
「いつ怪獣が攻めてくるか分からない中で、練習で動き回ってサンゴを踏まれたらかなわん」
そして、代替案として軍備を縮小することを念頭に「仮面ライダーにしてくれへんかと言っている」ことが議論になっていて、日本の防衛政策は「ライダーマン」と表現した。
ライダーマンは「仮面ライダーV3」に登場するヒーローで、ヘルメットをかぶって変身する。口元は生身があらわになっているという見た目から「でも半分人間で、全然人気もないんですよ」と指摘。半分人間なライダーマンを、活動に大きな制約がある自衛隊になぞらえた。
松本は監督1回目の長編映画作品「大日本人」で巨大変身ヒーローの苦悩を扱っている。作品中では、迷惑をこうむった一般市民が主人公を糾弾するシーンもある。