紘毅 いじめ体験と父・前川清への反抗
演歌歌手・前川清(66)の長男でシンガー・ソングライターの紘毅(29)が5日、日本テレビ系「解決!ナイナイアンサー」に出演。有名人の息子ということで、学校でいじめられた過去を告白。いじめに対抗するために、髪を金髪にし、制服も着ずに登校するなど、反抗していた時期があったことを明かした。
紘毅は「親父を見返してやりたい」という一心で05年に開催されたオーディション「a-motion05」を受け、1万人の中からグランプリを獲得し、芸能界入り。前川の息子であることを隠し、06年に「前川紘毅」として歌手デビューしたが、芸能界は甘い世界ではなく、「仕事がない」と09年、会社の方針で2世であることを公表した。
紘毅はこの日の番組で、2世として一番辛かったことを聞かれ「学生時代いじめられちゃったこと」と告白。「やっぱり(自分は)ボンボンだから、教室入ったら、全員がボンボンボンボン…って机を叩き出して。それが耐えられなくて」と切り出した。
家に帰って父親に「もう学校行きたくない」と訴えたが、「バカか、この野郎!」怒られ、取り合ってもらえなかったという。「(学校で)誰も寄せ付けないようにないようにしよう」と考えたのが、金髪、ピアスだらけの“不良”スタイルに変身すること。制服のブレザーも一度も着ず、真っ赤なカーディガンで登校した。
大柄で「ムキムキだった」という父・前川は、紘毅が反抗すると「ボコボコにやられた」というスパルタ教育。家の玄関でスプレーで髪を黒く染め直し、ピアスを全て外し、ブレザーを着て、帰宅する日々だった。
紘毅は「ピアスが親父に見つかって『何だ、それは!』ってそのままブチーンってピアス(の穴)開けられた」と苦い思い出も披露していた。
反抗期もあったが、現在は良好な関係。昨年9月には、前川からの依頼で、紘毅が作詞作曲したシングル「花美~はなび~」を前川が発売。親子コラボも実現した。