釈由美子、父の遺影背負い追悼登山
女優の釈由美子が、今年1月10日に亡くなった父親の追悼登山を2日、敢行した。下山後、6日更新のブログで多くの写真とともに報告した。
釈は父親とずっと不仲だったが、釈が山登りの番組を担当したのを機に、山好きだった父との会話が復活。亡くなる前は山友達のような関係になっていた。
そんな父が正月明け、肺腺がんのため66歳の若さで永眠した。まだ多くの山へ登りたかっただろう父の心中を思い、追悼登山は中でも父が大好きだった穂高連峰の涸沢カールを選んだ。
東京を夜に出て、早朝に安曇野着。「お仏壇から父の遺影を大切に包んで背中に背負い、父を感じながら」、釈は上高地を出発した。
梓川沿いに歩いて、昨秋には槍ヶ岳から下山した父と合流した横山へ。「ほらっ、行くよ お父さん!」と釈は雪を踏み始めた。
目的地の涸沢ヒュッテ着。父の写真をテーブルに据え、その前に山小屋名物のおでんやカップ酒を置いて「雪の反射が眩しすぎたせいかな。ぽろっと涙が落ちました」と釈は父と2人の時間を過ごした。