田原の盟友・小林まさひろさん末期がん

 1980年にフジテレビ系で放送されたドラマ「ただいま放課後」で当時人気絶頂だった「たのきんトリオ」の同級生役を演じた元俳優の小林まさひろさん(61)が8日放送のTBS「爆報!THEフライデー」(金曜後7・00)に出演。末期がんで「余命3カ月」と宣告されたことを告白した。ドラマで小林さんの“盟友”を演じた田原俊彦(54)は「奇跡が起こるかもしれない」と涙を浮かべエールを送った。

 小林さんは75年、清水アキラ、桜金造、あご勇らとともにお笑いグループ「ザ・ハンダース」を結成。「-放課後」の撮影中に結婚。83年に芸能界を引退した。

 その後、調理師免許を取得し、85年、東京・赤坂にふぐ料理店を開店。2011年、横浜市内の自宅を改装し、移転した。

 14年春、衛生責任者として細菌検査をしたところ、大腸から出血があり、精密検査。結腸に約15センチのがん腫瘍が見つかり、「大腸がん」で、「余命3カ月」と宣告された。

 大腸がんの切除手術を受けたが、肺と腹膜にも転移しており、その後の検査で、右肺に15個、左肺に10個、腹膜に20個、あわせて45個のがん腫瘍が発見されたことも明かされた。

 現在、抗がん剤治療中の小林さんは「私のからだはがんでできてますからね」と話した。“終活”に励むことで、死の恐怖から逃れようともしたが、逆に死と向き合うことになり、長男、長女、孫の言葉で前向きな気持ちを取り戻したという。

 VTRを見ながら涙をにじませていた田原は「いつもあの感じ。笑顔で、みんなを柔らかくしてくれる。奇跡、起こるかもしれない」と話し、「あれだけ太ってるし」と愛情を込めてエールを送った。

 小林さんによると、田原は「-放課後」の撮影中に結婚した小林さんのために、撮影所の食堂を借りて「結婚式をやってくれた」という。

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