柳生博 長男の死を涙こらえ語る
俳優・柳生博(78)が12日、フジテレビ系情報番組「直撃LIVEグッディ!」(後1時55分)の独占インタビューに答え、咽頭がんのため47歳の若さで2日に亡くなった長男の園芸家・柳生真吾さんについて「47歳って、親不孝だよね。早すぎ…」と心境を明かした。
真吾さんと共同経営していた山梨県北杜市の八ヶ岳倶楽部で取材に応じた柳生は、「(のどが)痛いんですよ。四六時中、何年も休みなしに痛いんですよ。でも(心配させまいと)…。痛いって顔しないんだよね。それが痛々しくて」と真吾さんの闘病生活を振り返った。
真吾さんがのどに違和感を訴えたのは数年前。ポリープがあり、検査の結果、咽頭がんと診断された。
「もちろん名人の先生がたくさん診てくれたんだけど『治療は難しい』って告げられて」。
時折涙で言葉を詰まらせながらも、努めて笑顔をつくり、思い出を語った柳生。インタビューのところどころで「息子、自慢していいですか」「ごめんね、息子、ほめちゃって」と誇らしげに語り、「ぼくの子供にしてはありえないような勉強家で、いっぱい教わってね…」などと話した。
真吾さんはNHKの園芸番組「趣味の園芸」に00年から8年間出演していた。