橋下氏“前田敦子風”最後のお願い
大阪市の橋下徹市長(45)が、実現を目指す大阪都構想の住民投票を翌日に控えた16日夜、大阪・難波で演説を行った。
大阪市の有権者約211万人を対象にした史上最大の住民投票を前に橋下氏は「橋下嫌いが大阪市内に100万人以上いらっしゃるようですが、僕はあす、皆さんが腐った政治と戦ってくれると信じてます。勝ってください」と橋下節で支持を訴えた。
大阪維新の会は、13日に配布した折り込みチラシに「橋下徹はキライでもいい。でも、大阪を前に進めてほしい」と記載。同14日も「僕のことはキライでもいい。でも、大阪がひとつになるラストチャンスなんです」と記したチラシを配布し、ネット上では「前田敦子か」との突っ込みも。
橋下氏は、このチラシについて「伝わりやすいと思ったから」と説明している。
この日も「僕のような嫌われる政治家は政治が平和な時にはいらない。政治が腐った時に求められて登場したワンポイントリリーフだと思っている。だから最後、あす既得権益をきれいさっぱり、全部潰しにかかります!」と覚悟を語った。
大阪市選管は15日までの期日前投票が、すでに全体の約14%にあたる29万9622人にのぼっていることを発表した。
住民投票当日の17日も街頭活動が可能で、橋下氏は市内の投票所などを回る予定。午後1時からは再び大阪・難波での街頭演説を予定している。