橋之助 長男・国生と会見
歌舞伎俳優の中村橋之助(49)が18日、長男・中村国生(19)、甥の中村児太郎(21)とともに、東京・銀座で「平成27年度 全国公立文化施設協会主催 中央コース 松竹大歌舞伎」の製作発表に出席した。
今年で48回目となる同巡業6月30日の埼玉・川口を皮切りに7月31日の東京・大田区まで全国で公演する。
橋之助は「学校の行き帰りに口ずさんだ」という念願の演目「河内山(こうちやま)」を演じる。初役とあって、橋之助は父(7代目中村芝翫)の逝去後「ずっと気にかけて良くしてくれている」という松本幸四郎(72)に稽古を付けてもらうことを明かし、「世話物をもう一回勉強し直す。高麗屋さんからは芝居の運び方を学びたい」と熱演を誓った。
また、国生と児太郎は成駒屋にとって特別な踊り「藤娘」、「芝翫奴(しかんやっこ)」をそれぞれ踊る予定。亡くなった祖父・芝翫が2人に直接指導した数少ない演目とあって、児太郎は「うれしくて、幸せな気持ち。祖父を思い返しつつ演じたい」とキリリ。国生も「お客様に『また見たい』と思っていただければ」と気合を入れていた。