セクシー女優として頂点を極め、２０１３年には良性腫瘍とがんの中間である境界悪性腫瘍で両卵巣と子宮を全摘出するなど波瀾（はらん）万丈の人生を送るタレントの麻美ゆま（２８）が２０日、７年ぶり２枚目のソロシングル「Ｒｅ　Ｓｔａｒｔ～明日へ～」を発売し、都内で会見した。終盤、氣志團の綾小路翔からのサプライズメッセージが読み上げられ、麻美はこらえきれず号泣した。

　氣志團に「すごく憧れている」という麻美。恵比寿マスカッツ時代に対談したこともあり、面識はあったが「ゆまちゃん、ＲＥＳＴＡＲＴおめでとう。相変わらずロックな生き方だね。君が望んだのか、民が望んだのか、はたまた天が望んだのか、それは神のみぞ知る事だろうけど。ワクワクして、ヒヤヒヤして、ドキドキする君の人生。俺は見届けるぜ。友人として、ファンとして、ライバルとして。またステージで再会出来る日を楽しみにしています」という温かいメッセージに、涙があふれた。

　麻美は「生きてて良かったなってすごく思って。これで吹っ切れたって言ったらおかしいけど、こんなにも心強くてうれしいことはない。これで何があっても大丈夫って覚悟がつきました」と泣き笑い。氣志團のように「形にこだわらないエンターテイナーになりたい」という麻美は「いつか同じステージに立てるように、一歩踏み出す勇気をくださった」と感謝した。