大腸がんのため２８日に５４歳で逝去した俳優の今井雅之さんに対して、芸能界から数多くの悼む声がブログ等で寄せられた。

　覚せい剤で逮捕されたあとの１２年の復帰舞台で今井さんと共演した酒井法子は「今井さんとご一緒出来た時を忘れません」と、その際の恩義を思い起こし、「最後まで役者として、男として強く戦い抜いた姿に心からの拍手を贈らせてください」と今井さんの役者魂を称えた。

　女優の古村比呂は２年前、真夏のロケ先で今井さんから「色々な事があったね。身体、大切にね」と掛けられた言葉が忘れられない。当時、古村は子宮頸部上皮内がんを患い、子宮全摘手術を受けたばかりで「私の身体を案じて下さいました。こんな形で　こんなにも早くサヨナラするとは…」とやさしかった今井さんをしのんだ。

　元女優の三原じゅん子参議院議員は「ショックで言葉を失いました。早すぎる死。がんの恐ろしさ。辛いですね」と、やはり子宮頸がんで手術を受けたことがあるだけに、衝撃を受けた様子だった。

　今井さんが若いころから憧れていた歌手のアグネス・チャンは「辛すぎます。。。言葉が見つかりません。。。私の方が年上ですよ。。。待っててくれないと。。。私を長年応援してくれた今井さん。。。」と悼んだ。