うの 窃盗被害に涙「娘に申し訳ない」

 長女(3)のベビーシッターだった60歳の女性に約3000万円相当のブランド品や貴金属を盗まれていたことが発覚したタレントの神田うの(40)が2日、都内で、自身のウェディングドレスブランド「シェーナ・ドゥーノ」の新作発表会を開催。「一番信頼していた」リーダー格のシッターで「娘が一番なついていた。娘に申し訳ない」と大粒の涙をこぼしながら語った。

 うのは11年10月に長女を出産。ベビーシッターを雇うようになり、その後、エルメスのバーキンがなくなるなど、“異変”が起きるようになったという。「いろんなものが…使おうと思った時に、バックとかジュエリーとか、そういったものがないので…。まさか持って行かれたとか、盗られたとかいう感覚もないですし。家が2つあって行き来してるので、どっかに置いてきちゃったのかな、と思っていた。でも、あまりにもおかしいので…」と声を詰まらせながら、経緯を説明した。

 うのは都内にある自宅と実家を行き来しており、仕事に応じて、のべ4人のシッターがシフト制で働いていた。逮捕されたのは一番の古株。「一番信頼していた方。すごくよくして下さって。全く疑っていなかった」ため、自宅から次々とバッグやジュエリーが“消えた”ことを相談をしていたほどだった。紛失を伝えると、女は「私の(お金)も1枚、2枚となくなっている」と“自分も被害者”であることをアピールしていたという。

 努めて気丈に会見を行っていたうのだが、「娘が自分を責めているんですよ」と話し始めると、大粒の涙をボロボロ…。女性が突然姿を消したのは、昨年11月上旬、長女が彼女のバッグを開けようとして「ダメよ、開けちゃ!」と怒られた直後だったといい、「(娘が)『何で来なくなったの?私がバッグを開けようとしたから来なくなっちゃったんだよね?』って自分を責めてるんですよ。自分を責めてる娘を見たら本当に申し訳なくて…」と号泣した。

 逮捕されたシッターは子育ての経験者。リーダー格で、ほかのシッターのシフトも決める立場だった。仕事終わりには一緒にシャンパンを飲んだり、「一番信頼していた方」で、「もう悲しい」とショックを隠せず、「見抜けなかった。娘に本当に申し訳ない」と涙ながらに自らを責めた。

 被害にあったのは約3000万円相当。一部報道によると、盗難にあったのは、エルメスのケリーバッグ164万円、ブレスレット417万円相当など、裁判で認定された分だけで27点、1975万円相当。女性は昨年11月に逮捕され、東京地裁で役2年4月の実刑判決が下った。女性は控訴し、5月19日に保釈された。

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