たかじんさん妻 知人男性との裁判和解
昨年1月に他界したタレントのやしきたかじんさんの妻が、たかじんさんの知人男性に名誉を傷つけられたとして、1000万円の慰謝料を求めていた訴訟で、双方の間で和解が成立したことが4日、分かった。大阪地裁によると和解成立は5月26日付。
この日、原告の妻側の代理人は「訴状を取り下げたわけではありません。裁判上の和解です」と話した。和解の条件などについては「内容の詳細はお話できない」とした。
訴状では、男性が自身のブログで、昨年5月から11月にかけて数回、たかじんさんの闘病中の妻の言動などを記した内容によって、名誉を傷つけられたとしていた。
妻側は、この日までに、たかじんさんのメモリアルHPで、男性側から和解の申し入れがあったことを記載。男性がブログに掲載した記事内容について「そのほとんどが伝聞や憶測に基づいた事実とは異なる記載であることを認め」「客観的な裏付けは何もなく、事実と異なる内容であり、極めて安易な気持ちで書き綴ってしまっていたことを認めました」と説明し、和解を受け入れる方向性を示していた。
一方の男性側も、この日までに問題となったブログに「このブログに掲載した記事の中に、伝聞や憶測に基づき事実と異なる記載をしたことを認め、名誉を傷つけたことを深く陳謝します」と謝罪を記した。
また、たかじんさんの妻は、この訴訟とは別に、たかじんさんの元弟子男性のネットラジオでの発言によって名誉を傷つけられたとして1000万円の損害賠償を求める訴訟も大阪地裁に起こしている。この日、双方代理人が出席しての弁論準備(非公開)が同地裁で行われたが、双方の主張は平行線のまま。次回7月16日に再度、弁論準備を行った後に、8月にも口頭弁論を再開し、被告である元弟子男性の証人尋問が行われる見込みとなった。