猫ひろしリオ五輪遠のく6位撃沈に猛省

 タレント・猫ひろし(37)が7日、男子マラソンのカンボジア代表としてシンガポールで開催された「東南アジア大会」に出場し、6位でフィニッシュした。タイムは1位のシンガポール代表より、7分43秒遅れの2時間42分39秒(参考記録)。カンボジアオリンピック委員会は、今大会の成績・記録によって、オリンピック出場の可否を決めるとしていたが、2016年リオ五輪男子マラソン参加標準記録の2時間17分0秒には大きく及ばなかった。

 猫は今年2月の東京国際マラソンで2時間27分台の自己ベストを記録。「(東南アジア大会で)メダルを獲れば、ほぼ(16年リオ)五輪代表に決まる」と自信を見せていた。

 この日は午前6時にスタート。初回の折り返し地点での案内がされず、猫を含めたトップ集団の4人が折り返しを行き過ぎるアクシデントが発生。さらにバケツをひっくり返したような豪雨が約45分も続くなど、悪天候にも見舞われた。

 レース後、猫は「暑さが厳しかったですね。気温がかなり高かった」と第一声。アクシデントについては「最初自分が1位で行き過ぎてしまって、他のトップ集団の選手もわからなくて自分と同じく行ってしまったんです。そういう意味では皆さんも同じようにロスしてるんで、みんな同じです」とコース案内の不手際は責めず、「過ぎて戻ってしまったけど、そのときに後から来た選手は僕より手前で折り返すんですが、気を使ってくれて、先に道を譲ってくれました」と話した。

 豪雨については「気温が高くて厳しかったので、僕的には恵みの雨だったです。もっと降ってもよかったくらいです。」と前向きに。また「全体的にタイムは悪い大会だったと思います」とコメントした。

 また、レース後にはツイッターで「暑いレースなのに最初につっこんだのがいけなかった。暑いレースをもっと経験しよう。ベストより15分遅いというのは問題だ。勝負には『たられば』はにゃい!もっと強くなるぞ!絶対だ!」と猛省していた。

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