「海猿」作者 続編前向き報道に反論…

 映画化もされた大ヒットシリーズ「海猿」の原作者で知られる漫画家の佐藤秀峰氏が、フジテレビと和解していたことが7日、分かった。佐藤氏がこの日までに公式サイトで明らかにした。佐藤氏はフジテレビが事前のアポイントなしに事務所に取材に来たことや、映画「海猿」の関連本が佐藤氏の許諾を得ないまま出版されていたことに激怒。2012年10月、ツイッター上でフジに絶縁宣言していた。

 佐藤氏は公式サイトで「フジテレビと和解」と題し、メッセージを掲載。「平成24年8月24日にフジテレビ報道スタッフが弊社事務所を突撃取材した件」「『海猿』関連本を原作者の佐藤秀峰の許諾を得ることなく無断で出版を許諾し、著作権を侵害した件」について「平成27年5月27日に和解をいたしました」と報告した。

 アポなし取材の件についてはフジテレビの西渕憲司報道局長から届いた謝罪文も公開した。

 一方、フジテレビは7日までに、公式サイトに、許諾を得ずに海猿関連本を出版した件について「著作権を違法に侵害する行為であり、ざんきに堪えません」と謝罪する文書を発表した。

 佐藤氏は和解を受けて、HP上に「和解が成立したということで、例えば今後、フジテレビから『海猿』の続編製作の希望などをいただいた場合には、交渉を拒否することはございません」とも記したが、このコメントを受け、“続編にも協力的な姿勢を示した”と一部で報じられたことに対し、さらに7日夜にツイッターを投稿。

 「フジテレビの件、さっそく各所で記事になっておりますが、取材はどこからも受けていません。なぜ『続編にも前向き』と書けるのか、理解に苦しみます。」と反論した。

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