桂文枝 戦後復活70周年落語会
上方落語協会会長の桂文枝(71)が9日、大阪市内で会見し、今年11月に、上方落語界の主力が総出演する「終戦後復活落語70周年記念・落語会」を開催することを発表した。
昭和20年の終戦3カ月後に、大阪で5代目笑福亭松鶴、4代目桂米團治らが落語会を開き、戦乱の焼け跡の中で上方落語の再興に取り組んだ功績を称えて開催する。
大阪・天満天神繁昌亭で11月21日から4日間、文枝をはじめ、笑福亭鶴瓶(63)、桂ざこば(67)、桂文珍(66)、月亭八方(67)らが出演する。文枝は「今、上方落語協会で考えられるベストメンバーです」と語った。
一方、文枝は昨今の消費増税などの影響で、昨年度の同協会の決算が約500万円の赤字となったことを明かし、06年のオープンから据え置きにしてきた天満天神繁昌亭の入場料金(繁昌亭主催分、前売2000円、当日2500円)を9月15日から500円値上げすることも発表。「値上げする分、我々もいい舞台を見ていただけるよう努力します」と頭をさげていた。