松井玲奈が卒業発表、2年前から意識
SKE48の松井玲奈(23)が11日未明、ニッポン放送「AKB48のオールナイトニッポン」に生出演して、8月末にグループを卒業することを正式発表した。2年前から旅立ちを意識してきたといい、SKEとしての完全燃焼を強調。「次のステップに進まなきゃいけない、という気持ちが芽生えました」と説明して、今後の進路には女優業を挙げた。
玲奈らしい卒業発表の場だった。栄の専用劇場でも、大観衆で埋まったコンサート会場でもなく、「私が1番リラックスできるメディア」だという大好きなラジオの生放送。ひとりっきりで出演した番組冒頭で、全国のファンへ「とても緊張してるので、うまくお伝えできるか分からないけど…8月いっぱいでSKEを卒業することになりました」と報告し、8月末に名古屋でコンサートを準備中であることも明かした。
2008年のSKE誕生からグループの先頭を走り続ける中、2年前に卒業を意識し始めたといい、「SKEとしてやり残してることがなくなった感じ。やり切ったなというところがあって」とキッパリ。「それともう1つ、後輩にもっと成長してもらいたいし、私が離れてどう盛り上げていくのか見たいと思ったので、卒業を決断しました」と経緯を説明し、将来は女優の道を進むことを望んだ。
ラジオブースで2時間、“独演会”で胸中を語り続け、メンバーから寄せられたメッセージに感極まって涙声となる場面も。去りゆくエースとして、「もっと向上心を持って、みんなの中で切磋琢磨(せっさたくま)して、高い次元で競ってもらえたらうれしいな」と金言も残した。
放送後は都内の同局で深夜会見。「とても濃い2カ月にしたいし、ファンの方との思い出をたくさん作りたいです。夏いっぱいは次のスタートへ区切りがいいし、秋からは1人の松井玲奈として頑張っていけたら」。別れの8月へ、SKEの顔としてラストスパートを誓っていた。