Mr.マリック ハンドパワー「大嘘」
「ハンドパワー」「きてます」などの言葉で1980年代から90年代にかけて“超魔術師”として一世風靡(ふうび)したMr.マリックが29日、テレビ朝日系のバラエティー番組「しくじり先生 俺みたいになるな!!」に出演し、ハンドパワーについて「そんなものはない」「大うそ」と言い切った。
マリックは「 ハンドパワーといって皆さんに見せてきた。では、どんなものなのか」と居並ぶ生徒役の高橋英樹らに授業を開始。「そんなものはない」「大うそ」と述べ、驚嘆させた。
マリックはまた、当時、「来てます、来てます」と言って周囲にハンドパワーをあおった。しかし、同番組で「心の中で思っていました。何が来てるんだろうと」などと明かして、共演者の爆笑を誘った。
マリックは自身を「一体何者なのか」とし、「ただの手品師です」と自己紹介。その上で、「なぜ、時代を動かすスターになれたのか。それはハンドパワーではなく、テレビのパワーです。テレビマンがおいしい話をしてそれに乗っかった」と解説。「超能力者として見せれば、おいしいじゃないですか」と説得されたという。
しかし、マリックは「テレビのパワー使ってスターになるととんでもないことが待っている」とし、自身が「ただの手品師」とカミングアウトしたとき、世間から「詐欺師」と指弾されたことを述べた。