NHK会長「花燃ゆ」不振の理由指摘
NHKの籾井勝人会長(72)は2日、定例会見を開き、3年の会長任期の折り返しを迎えたこの1年半を振り返り、国際放送の強化や放送と通信の融合などで一定の成果を強調。自己採点は「実務を遅滞なく遂行できたことで80点」とした。また、大河ドラマ「花燃ゆ」(日曜、後8・00)には「素人考え」と慎重に前置きした上で視聴率が上がらない理由を指摘した。
同会長は「一生懸命やっているけど、思ったほど視聴率が上がらないのは悩みの種」と感想を述べた。上がらない理由として「素人考え」と前置きした上で「今まで主人公らしき人がいっぱい出てきたけど、みんな死ぬのです」と指摘。
同会長は続けて、「このあたりが盛り上がらない理由の1つだと思う」と物語の焦点が定まらないことなどを不振の原因に挙げた。
その上で「これから先は、井上真央さんが、再婚して明治時代で活躍して。かなり焦点がハッキリしてくると思う。話が今度はポジティブになっていく。そのあたりに私としては賭けたい」と期待した。