３月の国会欠席騒動で維新の党から除名処分を受けた上西小百合衆院議員（３２）が４日、ＡＢＣの情報番組「正義のミカタＳＰ」にスペシャルゲストとして出演した。共演したお笑いタレントの海原ともこが、上西氏と同じく大阪を地盤とする辻元清美衆院議員（５５）の名をあげ、両氏の共通項を指摘した。

　番組では改めて上西氏の騒動を振り返った。「ことの発端は週刊誌が報じたホワイトデー温泉旅行疑惑。３月１３日の本会議を欠席。１４、１５日と秘書と京都へ旅行したとの疑惑。本会議前日は、はしご酒」などと伝えた。騒動を受けて維新の党最高顧問の橋下徹氏は上西氏を除名し、議員辞職を勧告した。

　ＭＣの東野幸治は上西氏に「間違ってないですか」と質問。

　上西氏は「私いっつも思うんですけど、いつまでも疑惑疑惑てね。どうなってんのかなと」などと早口の関西弁でまくしたてた。「独身の秘書を名指しして不倫してたとか言われてね。両方独身やのに不倫なんてありえないやないですか。旅行も行ってへんのに行ったとか。服装は全部シャネルやとか、さんざんめちゃくちゃガセネタ流されて、ほんで腹立ってあの記者会見開いたんです。記者の皆さんから聞かれたことは全部答えさせてもろうて」などと主張した。

　その後、お笑いタレントのホンコンが無所属であること、評論家の宮崎哲弥氏が安保法制について尋ねた後、海原は「難しいこと分からへんけど、パッと思いついたことなんですけど」とした上で、「なぜ、そんなしゃべり方をするのかな」と疑問をぶつけた。

　東野が「政治家やからね」と受けると、ともこは「それは分かります。辻元さんでしたっけ」と辻元氏の名をあげ、「大阪弁の出し方、間違えてません？っていう大阪弁の使い方されるのがあたしはすごく…」と辻元氏と上西氏の共通項を指摘。話し方に問題があることをあげた。

　ともこは「女性としてもう少ししゃべり方をかわいくしても。３１歳やからもっとフレッシュなほうがいいのに。もったいない」と言うと、上西氏は苦笑した。