内野聖陽 「次世代に誇れる作品に」
俳優の内野聖陽(46)が9日、都内で、日本・トルコ合作の主演映画「海難1890」(12月5日公開)のクランクアップ会見に出席し、次世代に誇れる作品にしたいという思いを語った。
日土友好125周年に作られた同作は1890年に和歌山県で起きた「エルトゥールル号海難事故」と、1985年の「イラン・テヘラン在留邦人救出事件」が題材となっており、日土両国での撮影が半年間に及んだ。
「エルトゥ-」で船員を治療する医者役を演じる内野は「日本人は(同事故を)知らないなって思って。映像記録として残っていく宿命。次の世代に誇れるような映画を作りたいと思った」と熱弁。さらに「日本人もトルコ人も“心”を伝えたい思いが充満している作品」とPRした。
同席した女優・忽那汐里は(22)作中で二つの役を演じており、両国での撮影に参加。トルコでの撮影は「文化の違いや色んな壁を乗り越えながら、作品を一緒に作ることができたことを誇りに思っている」と感慨深げに語った。
会見には土俳優のケナン・エジェ(34)、女優・夏川結衣(47)らも出席した。