大平サブロー 全国ツアー開幕で感涙
お笑いタレントの大平サブロー(59)が12日、大阪市のビルボード大阪でギター弾き語りとトークによる全国ツアー「Saburo 芸能生活40周年×還暦 Talk&Live Tour2015-16」をスタートさせた。
長渕剛の「とんぼ」を皮切りに河島英五の「酒と涙と男と女」など8曲を熱唱。国内外の実力派ミュージシャンがライブを行うビルボード大阪での開催に「ここはライブをやる人にとっての甲子園。めっちゃうれしい!アドレナリン全開です」と喜びを爆発させた。
3年前から始めて、テレビ番組出演時にも控え室で練習を欠かさなかったというギターの腕前も披露。序盤には「緊張で膝は笑うけど、お客さんが笑わへんかったらどうしよう」などと不安を口にしていたが、持ち味の軽妙なトークだけでなく、弾き語りでも客席を埋めたファン320人を魅了した。
アンコールでは感極まって号泣。「ゴールのNGK(16年3月6日・なんばグランド花月)まで泣かんとこうと思ったんやけど、ここで泣いたらネタないやん…」と涙で声を詰まらせた。
80年代の漫才ブームをともに支えたオール巨人(63)、ぼんちおさむ(62)がゲスト出演。ほかに歌手の宇崎竜童(69)も“前座”で駆けつけ、全国22カ所のツアー初日に華を添えた。
終演後のサブローは「この達成感は100キロマラソンを走ったくらいの感覚。120%出しましたので、むちゃくちゃ気持ちいいです」と充実の表情。「幸せもんやと今日はつくづく思いました」と周囲への感謝の言葉を繰り返し口にしていた。