サッカー部恩師が語る又吉少年
お笑いコンビ・ピースの又吉直樹(35)が著書「火花」で芥川賞を受賞した16日、大阪の名門・北陽高校サッカー部時代の野々村征武・元監督(72)、在校時の担任だった鈴木和宏教諭(63)と石神賢一教諭(48)の恩師3人が、大阪府摂津市内の焼肉店に集まり朗報を待った。受賞の瞬間、恩師らは「優勝や!」と歓喜。直後に野々村さんに又吉から電話が入り「なんとかやりました。とりました」と報告が入り、野々村さんは「がんばったな。体に気をつけろよ。また一緒に飲もうや」とねぎらった。
北陽高サッカー部時代は左のウイングバックとして活躍し、府代表としてインターハイに出場した又吉。ただ、休み時間は文学小説を読み、運動部の選手とはかけ離れたおとなしいイメージだったという。
サッカーでの大学進学も可能だったが、実家の家業を継ぐと言って進学せずに卒業。恩師らは、しばらくして芸人として活躍しはじめたことを知って驚いたという。
3年時の担任だった石神教諭によると、又吉の国語の成績はほどほどだったといい「国語の成績と、文章を書く才能は違う。活字の大切さを教えてくれました」。昨年に会った又吉は「芸人の世界でやっていくには、運動部で鍛えられてるか、ヤンキーかですね」と笑いながら話していたという。
昨年の2月14日には、定年を迎えた鈴木教諭のお祝いに駆けつけた又吉。鈴木教諭は「リュックを背負ってやってきて、『とらや』の羊かんをくれました。僕が酒を控えなアカンのを知ってたのかな。芸人で活躍しても、本当に控えめで、礼儀正しい男です」と話した。
野々村さんは6月28日に関西で仕事があった又吉から連絡があり、6時間ほど杯を交わしたという。その際は、芥川賞の候補となり、さすがに緊張した様子だったという。
「火花」の感想を野々村さんは「なんか難しいけど、おもしろいな」。この日、快挙の教え子に「厳しく指導してたので、これまでほめる言葉はかけたことがなかったけど、きょうは心からおめでとう」と祝福した。
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