又吉の「火花」 芸能人らの感想は…
第153回芥川賞を受賞したお笑いコンビ・ピースの又吉直樹(35)の「火花」を実際に読んでいる芸能人らが、17日までに、それぞれ作品を読んだ感想を述べた。
上野の東京都美術館で17日に行われた「伝説の洋画家たち 二科100年展」開会式に出席した俳優の石坂浩二は「文章の力が強い。僕は本命中の本命だと思っていました」と受賞を予想していたことを明かした。 その作品は「簡潔であり、小説のおもしろみもある。二重構造を取り入れた話の展開など、いろいろな本を読まれているなと思いました」と絶賛、「早いうちに第2作を読ませてもらいたいと思います」と今後の創作活動に期待した。 教育評論家の尾木ママこと尾木直樹氏はブログで「全く奇をてらわない純文学 いわゆる よくありがちな『文学臭さ』全くありません すごく好感持てますよ」と又吉らしい自然体を評価した。
AKB48の入山杏奈はツイッターで「芥川賞!『火花』読んだとき気がついたら泣いていました 読み終わってから、タイトルが『火花』なのがすごく深いと感じました。現実に存在しそうなリアル感や言葉の選び方が心に沁みました」と絶賛した。
また元AKB48のタレント篠田麻里子は「火花読んでおいて良かった 売り切れなっちゃいそう」と、とにかく話題作を受賞前に読み終えていたことを喜んだ。
爆笑問題の太田光は受賞直後、事務所を通じて「確かに『火花』は文句なしの名作!」と祝福した。
歌手の知念里奈は又吉の父が沖縄出身であることを知ってから親しみを持ち、「火花」も読んで「どんどん物語に引き込まれ、最後は唸り終わりました」という。
お笑い芸人のゴルゴ松本は受賞前から「芸人の全てが表現されていて、自分の事のように読みました。良かったです」と評価し、「芥川賞獲れたらイイネー」と祈っていた。