渡辺大 女装白無垢で小学生ビビらせる

 渡辺謙(55)を父に持つ、俳優の渡辺大(30)が29日午後10時から放送されるNHK BSプレミアムの単発ドラマ「独眼竜・花嫁道中」で白塗りの女装姿を披露している。

 高齢化で過疎化が進んだ仙台近郊の町「独竜町」を舞台に、若者たちが寂れた商店街を立て直そうと、町おこしで、伊達政宗の正室・愛姫の嫁入り行列を、女装して再現しようと奮闘する物語。185センチと高身長の大はドラマで初の白むく姿に挑戦した。

 撮影中には、共演の栗山千明(30)の所作を見ながら所作などを勉強したといい、「(僕は)立つとかなり大きい人なので威圧感があったかもしれないけど、頑張って女性を追求できた。機会があったらまたやりたい」と笑顔で話した。

 マニキュアやつけまつげをつけ、“女”に変身した渡辺。撮影では、地元の小学生から「大きいお姉ちゃんだ!」と言われ、野太い声で「お兄ちゃんですよ~」と返したところ、ビックリされたそうで、「トラウマを植え付けてしまいました…」と苦笑していた。

 作中では伊達政宗の甲冑(かっちゅう)姿を披露するが、甲冑は1987年のNHK大河ドラマで大河史上最高の平均視聴率を誇る「独眼竜政宗」の時に、父、渡辺謙が着たものを使用している。

 大は「特に意識するでもないが、(甲冑姿が謙に)似てるねってよく言われる」と話し、「自分のオリジナリティーを出せるようにしたいと思いながらやってた」と語った。甲冑のサイズは謙と大ほぼ一緒だったという。

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