堀江氏 東芝問題「刑事事件化ない」
元ライブドア社長の実業家、堀江貴文氏(42)が26日、TBS系「サンデー・ジャポン」(日曜、前10・00)に出演し、東芝の利益水増し問題について語った。自らもライブドアの利益水増し事件で実刑判決を受けた経歴がある堀江氏は、刑事事件化する可能性について「刑事事件化はされないと思います。株主が大損するんです。誰得なんです(誰も得しない)」と見解を示した。
刑事事件化されるか否かの線引きについて、堀江氏は「完全に検察官の気持ちなんです。こいつはけしからん捕まえる、ってなったらつかまるし、そうじゃなかったら捕まらない」と指摘。自身が渦中にあった際は、世間の風潮として“ホリエモン・バッシング”があったことが、検察を動かしたとした。
番組内ではレギュラー出演者の細野敦弁護士が、堀江氏の事件については「赤字を黒字にした」ことが大きかったと指摘したが、これに堀江氏は猛反論。当時のライブドアが利益をあげていたのを「検察が頑張って赤字にもっていくわけです。逆に」と主張。「赤字を黒字にしたというのは検察の言い分」と述べた。
また、「東芝の弁護士が何をやっているかというと検察を刺激しない(こと)」と東芝側が刑事事件化を避けるために動いているのではないかとの見方を示した。