ロンブー淳 今の時代、あの人が必要
ロンドンブーツ1号2号の田村淳が26日、フジテレビの「FNS27時間テレビ2015」に出演し、「型にはまっていないあの人が今の時代、必要」と述べ、「皆さんに覚悟があるなら、あの人と中継でつなげる」と聞き入るお笑いタレントに訴えた。共演者らは元極楽とんぼの山本圭壱を浮かべ、共演する加藤浩次に「いいのか」との声が飛んだ。加藤は「いい、いいよ」と答えた。
番組では「超人気芸人が本気のプレゼン大会」として、それぞれが抱える「テレビの危機」などについての問題意識を訴えかけた。
淳は「コンプライアンス=法令遵守」をテーマとし、「問題を起こすと批判の声が上がり、批判の声が上がると同調する人が現れる。批判の声はマジョリティーになる」などと持論を展開した。
淳は「コンプライアンスがあるから僕たちは自主規制する。だから窮屈になる。僕たちは外へ飛び出していかなければいけない。内側にいちゃいけないんです」と力説。「ドキドキを求めているのにそれに応えられない。これがテレビ離れです」と分析した。
続けて淳は「だからこそ、こんな時代だからこそ、あの人が必要なんです。あの人、テレビに出てしゃべっていいんですよ」と訴えた。共演者からは「ああ、まあね」との声が飛んだ。
淳はまた「めちゃいけメンバーが動かないなら僕が動きます。彼は犯罪者でもなんでもありません。危険思想家でもない。公共の電波に出てもいい人なんです。僕だって問題起こしてもこうやって出ています。あの人の声に耳を傾けていいんです。もういいかげん、あの人を避けるのをやめましょう」と呼びかけた。画面には加藤が腕を組んで厳しい表情で聞き入る様子が映された。
淳はさらに、「皆さんに覚悟がおありならば、中継であの人とつなげることができます」と述べ、共演者らは騒然。「加藤、いいのか」などの声が飛び、加藤は眉間にしわを寄せながら「ああ、いい、いい。いいよ」と、うなずいた。
画面が切り替わり、映ったのは東京湾で釣りをする淳の相方の亮だった。「いい加減にしろよ」などの声が飛び、落ち着き無さげに体を揺らす加藤の姿も映された。矢部が「淳、合ってる?」と確認する声も。亮は何のことか分からず、当惑していた。