藤原紀香、舞台に友人ら招待しない理由

 ミュージカル「南太平洋」で全国ツアー中の女優・藤原紀香が30日、自らのプロとしての決めごととして、友人・知人でも招待はせずチケット代を受け取っていることを公式ブログで明かした。

 紀香は7月9日の東京公演を皮切りに、8月13日まで続く「南太平洋」の全国ツアーに挑んでいる。

 そんな演劇の舞台を、紀香は「私たち俳優の汗と涙、努力の結晶」とし、「なので、最近は友達や仲間たちのお席を取るときも、チケット代はきちんといただくことにしています」と説明した。

 これはミュージカル「ドロウジー・シャペロン」(2009年)や「キャバレー」(2010・12年)で主役を務めた際、友人・知人をすべて招待していたところ、今は亡き宇津井健さんに「紀香さん、舞台はね、僕たちの努力の結晶です。仲間たちをすべて招待し、自分でお金を払っていたら意味がありません」と諭されたという。

 それまでの紀香は招待客すべての代金を自分が支払っていたため、舞台後にかなりの請求額が届いて驚いたこともあったという。

 そして宇津井さんの言葉に納得した紀香は以来、チケット代を受け取るようにしている。その代わり、自分が観劇する際も招待は断ってチケット代を払い、受け取られなかった場合は後で差し入れを贈るなど気遣っているのだという。

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