松本人志 日本の平和ボケを懸念

 ダウンタウンの松本人志(51)が9日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、安保法案について持論を述べた。世界情勢を鑑みた上で、「このままでいいと思っているとしたら、完全に平和ボケですよね」と日本の安全保障政策が転換点を迎えていると訴えた。

 松本は、過去にも「ワイドナショー」で「日本が自立するための法案なら賛成」と発言するなど、安保法案に肯定的な立場をとっている。日本の平和が自力で保たれるようになるべきだとするスタンスで、戦争を推奨しているわけではない。

 今回の放送では安保法案に反対する高校生5000人が渋谷でデモをした話題を取り上げた。こうした反対活動や意見に対して「安倍さんがやろうとしていることに対して『反対だ!』っていう意見って、意見じゃないじゃないですか。対案が出てこないんで。じゃあどうすると。前も言いましたけど、このままでいいわけがないんですよ。このままでいいと思っているとしたら、完全に平和ボケですよね」と述べた。対案を出さない方針の民主党に対しても「それはずるいと思うな」と顔をしかめた。

 「戦争の放棄」「戦力の不保持」「交戦権の否認」を定めた憲法9条についても「憲法9条は日本を守る憲法でもあったかもしれないけど、言い方を変えるとなめられてる」と国際社会での立ち位置に影響を与えているのではないかと指摘した。

 共演者もそれぞれ意見を述べた。石原良純は「戦争法案か安保法案かは一緒にしてはいけない」と冷静な議論を求めた。その一方で、武藤貴也議員のツイート問題や礒崎陽輔首相補佐官の「法的安定性発言」が起きたことを例に「(安保法案に)賛成している自民党の議員も、本質が分かっているのかが分からないぐらいの発言をする」と懸念した。

 中居正広は「解釈は間違っているかもしれないけど、ふわっとしているところはあるかもしれないけど、何か動かなければ通ってしまうぞ、という意識を持っていることはいいことだと思う」と若い世代が問題意識を持って行動すること自体は、好意的にとらえていた。

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