歌手・さだまさし（６３）が１１日、東京・日本武道館で、自身が主催する「東日本大震災復興支援　チャリティーコンサート　２０１５長崎から東北へ」を行い、娘でピアニストの佐田詠夢（２８）がゴスペラーズの北山陽一（４１）と今秋に結婚することについて「北山君！おめでとうごさいます」と祝福した。

　さだがゲストのゴスペラーズを紹介した際、一番近くにいた北山を祝福すると、会場も拍手とともに「おめでとう！」の大歓声。北山も照れて四方八方に頭を下げて応えた。

　照れ隠しなのか、さだは、リーダー・村上てつや（４４）に「１人のメンバーの不祥事をどうするんだ」と冗談を投げかけると「僕らができたことは、さださんのあの歌（親父の一番長い日）を見直しただけです」と返され苦笑い。「とりあえず君たちは歌をうたっていなさい」と場を収めたが、最後まで“娘婿”とステージに立った喜びをかみしめているようだった。

　開演前には娘の結婚発表後、初めて報道陣取材に応じ「殴りもせず、粛々と。頑張ってください！と伝えた」と、２人から結婚報告を受けた時の様子も明かしていた。ライブには、南こうせつ、加山雄三らもゲスト出演。全１８曲を披露した。

　また、さだは、海外でのボランティア活動する人らの支援、災害支援基金創立などを目的とした「一般財団法人　風に立つライオン基金」を設立したことを発表した。