常盤貴子 主演映画とは別作品を宣伝
女優・常盤貴子(43)が22日、都内で行われた主演映画「向日葵の丘 1983年・夏」の公開初日舞台あいさつに登場。自身の映画そっちのけで塚本晋也監督が手掛けた戦争映画「野火」(公開中)を宣伝して会場を笑わせた。
開口一番だった。撮影の思い出を問われた常磐は「予定と違うことを話していいですか」と進言。現在放送中のNHKテレビ小説「まれ」の撮影を終えたことを報告すると、「ホッとしたところで、映画『野火』を見た。今、よくぞ撮ってくださった。戦争を追体験できるのでぜひ、ご覧になってください。本当に良かったから」と大絶賛した。
「自由にもほどがありましたか?」と笑いながらも、中盤には再度、「野火」についてトークを再開した。「さも自分が戦争を体験したかのように映画館を出られるのでびっくりした。(映画館には)10~20代が多く、戦争を知らない世代も(当時に)連れてってくれる。映画ってすごいなと思った」と感嘆した。
自身の主演映画は80年代を描いた作品とあって、「この映画も80年代に連れてってくれるものだなと思った。これが言いたかったための『野火』でした」と真意を説明。うまくまとめたものの最後に自身の映画についてコメントを求められると、「詳しくはパンフレットに書いてます」と多くは語らず。最後もオチをつけて笑わせていた。
常磐は今月7日に行われた同映画の完成披露試写会でも、「鉄が好き」と“鉄子(女性の鉄道ファン)”であることを序盤に告白して楽しませていた。