ワイドナの新星?榎並アナに注目
日曜日朝の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に、新たなスター誕生の兆しだ。同局の榎並大二郎アナ(29)で、23日放送回では元恋人との思い出の品を出品するフリーマーケットを取材。わざとらしくも見えるリアクションや、独特なボキャブラリーが、松本人志(51)らスタジオ出演者の笑いを誘っていた。
フリマの取材では出品者たちへのインタビューを精力的に行っていたが、主役は明らかに榎並アナ。出品者の発言に対するリアクションをメーンにした構成になっていた。
出品者の女性が元恋人への思いについて「思い入れっていうか、憎しみですかね」と語る瞬間は、息をのみ「憎しみ?」とつぶやく榎並アナが大きく映し出された。オリジナルのラブソングを出品し熱唱した男性に対しては、自分が歌うよう求めたにもかかわらず何とも言えないほほ笑みを浮かべ、「あー、きれいな…言葉、並んでいました」と心ここにあらずなリアクションをとった。
16日放送の前回は、現地での取材がきっかけでタイで人気を博し、日本の観光庁から「タイ ビジット・ジャパン観光特使」に任命されたことが取り上げられた。その際、共演者からの突っ込みにアナウンサーとは思えないぼそぼそとした口調で答えたり、堅苦しく振る舞ったりする姿が印象的だった。さっそく23日の放送でリポーターに指名されたことからも、番組側の期待がうかがえる。
リポートの締めくくりに「恋するために生きているのかなという感じがしました」とたどたどしくコメントを残したが、松本からは「榎並くん、久しぶりにハートのないアナウンサーですよね」と愛のある突っ込み。報道番組「とくダネ!」で共演していた小倉智昭は「大切に育てたつもりだったんですが、こんなバカだった?」と苦笑いで見守った。
同僚の山崎夕貴アナが「食事制限をし過ぎて頭の回転が悪くなってきた」と心配するほど独特なキャラクターを発揮する榎並アナ。松本との絡みで人気が出た前園真聖に続く、「ワイドナショー」発の人気者になるかもしれない。