柴咲コウ大河初主演「驚いています」
2017年のNHK大河ドラマが女優・柴咲コウ(34)主演の「おんな城主 直虎」に決まり、25日、都内の同局で発表された。脚本は森下佳子さんで、戦国時代の女城主である井伊直虎を描く。柴咲はこれまでにNHKのドラマに一度も出たことはなく、大河はもちろん初主演。「一度も大河ドラマに出たこともなく、いきなり大役の話がきて、驚いています。1年かけて何かをやることがなかったのですが、試されるという…楽しみです」と話した。
舞台は遠江(静岡県)の井伊家。戦のたびに当主を殺され、ただ1人生き残った姫が、「直虎」を名乗って城主となり、戦国の世にさまざまな困難に立ち向かった物語。史実にはほとんど資料が残っていないが、愛を貫き、男社会の中で自ら運命を切り開いた女性として描かれる。
柴咲は「井伊直虎」について「どこか自分の生き方に似てる部分もあると思う。男性社会の中で国を治めていく…それに負けない精神強さというか、そういう心持ちでいたいという願望は(自分自身)持っている」と話した。
女性が主人公の大河は放送中の井上真央主演「花燃ゆ」に次ぐもので、近年では11年、13年、15年と奇数年に“ヒロイン大河”が放送されている。
なお16年は堺雅人主演、三谷幸喜脚本の「真田丸」。
【2000年以降、女性が主人公の大河一覧】
◆02年「利家とまつ」 松嶋菜々子=まつ(前田利家の妻、唐沢寿明とW主演)
◆06年「功名が辻」 仲間由紀恵=千代(山内一豊の妻、上川隆也とW主演)
◆08年「篤姫」 宮崎あおい=天璋院篤姫(徳川家定の正室)
◆11年「江」 上野樹里=江(徳川秀忠の正室)
◆13年「八重の桜」 綾瀬はるか=新島八重
◆15年「花燃ゆ」 井上真央=杉文(吉田松陰の妹)