テリー、佐野氏作品の変更を提言
演出家でタレントのテリー伊藤(65)が25日、デザインの盗用が取りざたされている20年東京五輪のエンブレム問題について「国民に愛されていない」ことを理由に仕切り直しを提言した。
制作者の佐野研二郎氏については、東京五輪のエンブレム以外にも盗用の疑惑が向けられている。こうした状況も鑑み、テリーは「パクった、パクってないとかは分からないけど、あのデザインを国民が素直に愛しているかっていうと、愛していないよね。愛されるということが一番大事だから」と国民に受け入れられていないことを問題視し、「個人的に言うと新しいデザインにした方がいい」と変更を主張した。
「もやもやを思いながらあのマークを見るしかないのは切ない」とするテリーは、新たにエンブレムを制作し直すことを提案。「ピカソもそうだけど、子どもでも描けるかな(と思わせておいて)、でも(実際は)天才じゃない。3歳の子どもから見ても自分がマネできるようなデザイン(がいい)」と期待した。
一方で、佐野氏を断罪する訳ではなく、「あれは全部デザイナーが悪いわけじゃなくて。発注した人がちゃんとした発注をしない。選んだ人がちゃんとした意思がない(ことが原因)」とエンブレムの発注から制作、決定に至るまでの過程に問題があったのではないかと指摘した。
この日は都内で行われた「スターバックス ブラックコーヒー パイクプレイス ロースト」の新発売発表会に出演した。