とんねるず「みなさん-」は継続
フジテレビの10月の改編会見が3日、都内のホテルで開かれ、一部でこの秋での打ち切りが報じられていた「とんねるずのみなさんのおかげでした」(木曜午後9時)について、継続することが明らかになった。宮道治朗編成部長は会見後、デイリースポーツの取材に「これからもやっていきたいと思っています」と明言した。
「-おかげでした」は前身の「とんねるずのみなさんのおかげです」が88年10月にレギュラー放送を開始。数回の中断を挟みつつ、「-おかげでした」に97年6月にリニューアルし、「食わず嫌い王決定戦」や「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」、「男気ジャンケン」といった多くの人気企画を生み出した。
とんねるずにとっては現在唯一のレギュラー番組。7月に一部夕刊紙で“「みなさんの-」が早ければ9月末で終了し、とんねるずが今秋にも解散”と報じられた。とんねるずは7月末に「27時間テレビ」に出演した際、「大丈夫?俺たち解散するんだって」と(石橋貴明)自ら解散説をネタにしていた。
宮道部長は番組の継続を明かした上で、全体の考え方として、「マジョリティー(多数派)とかマイノリティー(少数派)の声とかに(過剰に)耳を貸すと、少し、テレビ自体が崩れてしまう。僕らがブレちゃいけないと思う」と信念を持った編成を続ける考えも明言した。
知人の子どもなど、生の声の意見も重視しているといい、「マイノリティーの声がワーっと広まることがある。それに惑わされたくないです」という方針を強調した。
10月改編の基本方針は「ふふふっ。LIVE!フジテレビ」で、会見で配布された資料には「そんなに『むむむっ。』とむつかしい顔をしてないでフジテレビでも観て『むむむっ。』を『ふふふっ。』に変えてみませんか?」と記されている。