佐藤隆太 阪神愛語りすぎ会見終了
筋金入りの阪神ファンで知られる俳優・佐藤隆太(35)が4日、大阪市内で、今秋上演の主演舞台「ダブリンの鐘つきカビ人間」の取材会を開いた。会見では自ら、熾烈な優勝争いを繰り広げる阪神関連の質問を呼びかけ「すごいデッドヒートでたまらない」と熱い虎トークを展開。最後は阪神関連の応答時間が作品関連を超えかけ、司会者からストップが入った。
東京生まれながら、祖父の代からのアンチ巨人の家系で、阪神が前回日本一になった85年(5歳時)からの虎党。今年からはABCテレビの阪神密着番組「虎バン」のスペシャルナビゲーターを務めている。
この日は、会見序盤から「質問なければ、タイガースの展望に移りますよ」とニヤリ。それに応じて、3問目で阪神の激しい優勝争いを問われると「早い段階からぶっ込んできますね~」と喜びながら、虎トークを開始した。
同舞台が、阪神が前回優勝した05年以来の再演-までは作品に絡めたが「難しいので全く絡めずに言うと、すごいデッドヒートで(優勝を確信して)立ち上がりたいけど、ウッとなってしまう」と熾烈な攻防をドキドキしながら楽しんでいることを明かし、「こういう仕事(俳優業)に身を置いていると、ドラマチックな展開を期待してしまいますね」と劇的優勝を熱望した。
今季最終盤の10月3日に、舞台の東京公演(パルコ劇場)が開幕するため「この日は阪神優勝が決まってますので、舞台の僕は軽やかです」。同25日の千秋楽後は日本シリーズの応援に専念するそうで「そこで日本一の歓喜を共有し、11月13日から大阪公演。タイガースの選手もお呼びしたい」と、勝手に“優勝興行”まで日程を披露した。
一度、作品関連の話題に戻った会見は、再び阪神に。「さあ、これで(阪神と作品の話題比が)5対5だぞ」とノリノリの佐藤だったが、ここで司会者が「では、このへんで写真撮影を」とやんわり“制止”し、会見が終了した。