虎党・月亭八方 天王山に緊急提言

上方落語協会のイベント「彦八まつり」に出演した月亭八方(左)と桂文珍=大阪・生國魂神社
上方落語協会のイベント「彦八まつり」に出演した月亭八方=大阪・生國魂神社
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 筋金入りの阪神ファンで知られる落語家・月亭八方(67)が6日、大阪・生國魂神社で行われた上方落語協会のファン感謝イベント「彦八まつり」に出演した。終了後に、壮絶な優勝争いが続く中、いよいよ正念場を迎えた阪神に「もう1試合に藤浪、能見、メッセの3人突っ込む準備もせなあかん」と、今後の天王山への“緊急提言”を行った。

 首位を死守するもデッドヒートから抜け出せない阪神に、八方は「もう、えらいこっちゃがな」と緊急事態宣言。近年、この時期は応援団長としてエールを送っていたが「今年はどこもかしこも弱いから良かったけど、阪神も失速しかけたがな。危なかったわ」と、いてもたってもいられない様子だ。

 「(8月に)巨人に3連敗したんが余分」と指摘。阪神が8月に3勝5敗で負け越した対ヤクルト戦についても「あと1つでも勝ってたら、何ともなかったのに」と阪神ファンの心境を代弁した。

 阪神は8日から、次カードで巨人3連戦(甲子園)を迎える。阪神が上位にいるだけに「今年の巨人は驚くほどでもないから。今度の甲子園の1つ勝ちゃあええねん」と3連敗厳禁を“厳命”した。

 9月後半には対ヤクルト2試合、対巨人2試合の天王山4連戦も控える。八方は「なんやったら1試合に藤浪、能見、メッセンジャーの3人で行く試合も作ったらええねん。3等分やなしに、1人が行けるとこまで投げて、投げへんかったピッチャーが次の試合に回ったらええねん」と超スクランブル体制で臨むことも考案した。

 一方、打撃面では「(5番降格中の)ゴメスやがな。来年はもういてんでもええから、来年の分、今打ってほしいわ。はよ4番に戻って、普通に2割8分の確率どおりに打ってくれたらええわ」と要望していた。

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