中村勘九郎 ロックの次に三味線
歌舞伎俳優の中村勘九郎(33)と中村七之助(32)が7日、東京・赤坂ACTシアターで「赤坂大歌舞伎」の初日を迎え、公演前に会見した。
2人の父で2012年12月に亡くなった中村勘三郎さんが立ち上げ、今回4回目となる公演。勘九郎の「操り三番叟(あやつりさんばそう)」と、七之助が1人7役に挑戦する「お染の七役」の古典2本立てとなる。
早替わりも見どころの七之助は「(赤坂大歌舞伎は)父が残してくれた財産。魂を受け継いでいきたい」と意気込み。名前にちなみ、この日など「7」の付く日にはサイン入りの手ぬぐいを客席に配るという。
本作の前、同所では「劇団☆新感線」が公演を行っていた。勘九郎は「ロックの次に三味線が流れる。(父は)『そういうところでやりたい』と言っていたので、喜んでいると思う」と笑顔を見せた。公演は25日まで。