GACKT『劣化』に反論
シンガーソングライター・GACKT(42)が12日夜、自身のブログを更新。ネットやメディアで最近、盛んに用いられるようになった「劣化」という言葉について、反論するとともに、持論を展開した。「いつまで写真に耐えられるのか」と“美”への不安も口にしている。
7月に42歳になったGACKT。ミステリアスなビジュアルでカリスマ的人気を不動のものとしているが、この日は「もう42歳になったろ?『いつまで写真に耐えられるのかなぁ・・・』何て思うことたまにある」とビジュアルへの不安を吐露した。
また、「世の中では歳を取った役者やアーティストに対して【劣化】なんて言葉を使って表現する輩もいる。メディアも劣化劣化と騒ぎ立てる。自分たち自身の顔のことは置いといて、よく他人のことをそこまでボロカスに言えるよな・・・って思うことだって多い」と世の中の風潮に苦言を呈した。
自身の「劣化」については、「そりゃ、歳は取ってるわけだから、昔に比べりゃシワだって増えたさ」と加齢現象は認めた上で「でもな。歳を取ること=劣化じゃない」と反論した。
GACKTといえば、「1日、3時間しか寝ない」と公言していることでも知られる。「若さを数字で表し、その数字の少なさだけで勝負するなら、ボクは負ける」とした上で、「経験を積み重ねた年数と実績を歳というナンバーに置き換えるなら僕は誰にも負けやしない。誰よりも努力してるんだ。負けず嫌いだからさ」と年齢を重ね、努力を重ねたことによる自信と経験を訴えた。
さらに昔に比べ、「人に対して随分と優しく出来るようにもなった」とし、「これは、若い頃の尖ってた自分からじゃ、微塵も想像が出来なかったことだ」と明かした。
GACKTはブログで続ける。「人生ってのは楽しいことばかりじゃない。むしろ、辛いと思えることの方が多いんじゃないかとさえ感じる。でも、だからこそ、心から楽しいと思えること、みんなが笑顔になれるようなことをドンドン作って届けられるようになった。こんなことを含めてボクが【劣化】したというなら大いに劣化歓迎だ」と“GACKT流劣化論”を展開。「それに、今のボクは【劣化】と書くよりも凄まじく【烈華】のさなかだよ。GACKT人生史上、今が一番、【最強で最狂】と自信を持って言える」と胸を張った。