海老蔵、大水害募金の思い語る
歌舞伎俳優の市川海老蔵が14日、テレビ朝日系「グッド!モーニング」(月-金曜、前4時55分)の取材に対して、東日本大水害の被災者のためにいち早く募金活動を始めた思いを、目をうるませながら語った。
海老蔵は山形公演が行われた9日、新幹線も高速道路も不通となった状況で、我が子の顔を見たい一心から必死の思いで東京まで帰り着いた。その途中、大雨による多くの被災地を目にした。
そして12日、埼玉県和光市で開催された「古典への誘い」に出演したその会場で、早くも募金を呼び掛けた。
海老蔵はそんな自分を駆り立てたものを語った。
「海外でよくあるようなことが日本で起こっちゃっているんだなというのが衝撃的で…何とか帰れて朝テレビで見たら物凄いことになってて、自分ができることは何かっていうのは募金活動だ、と」
和光では公演の売上金の一部と海老蔵の出演料の一部も併せて寄付した。今後も公演に際しては募金活動を続けていくという。
そしてその後も、被災地から伝えられるニュースが海老蔵の胸を痛めた。
「家も流されたり、人も流されたり、家族がもしかするとお亡くなりになられてるのに、頑張って下さいはないかな。だからこういうこと(募金活動)してて、ちょっと頑張れるかもっていう微かなものの後押しになれるようにやってる感じです」と、募金活動に踏み切った思いを伝える中で、海老蔵の目はうるみ、声はかすれていた。