AKIRA主演「HEAT」惨敗の原因は…

 関西テレビは14日、大阪市の同局で10月期の改編会見を行った。4月期のAKB48・渡辺麻友主演「戦う!書店ガール」に続き、同じ火曜10時枠のドラマである7月期のEXILE・AKIRA主演「HEAT」が苦戦したことに「人情ドラマに勝機を見いだそうとしたが、企画の方向性が間違っていた」(大澤徹也編成局長)と反省の弁。10月期以降のドラマで巻き返しを狙うことを誓った。

 ドラマ放送開始前から映画化が決定していた「HEAT」。7月7日の初回は2時間スペシャルで放送されるなど、期待の大きさが感じられる幕開けだった。しかし、第6話で2・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と記録的な低視聴率を記録し、9話で終了した。

 大澤氏は「いい意味でAKIRAさんのイメージを裏切りたかった。消防団という身近なところに注目し、人情ドラマに勝機を見いだそうとしたが、視聴者からは『もっとハードなもの期待していた』『かっこいいAKIRAが見たい』というお声をいただいた」と真逆の反応が多数届いたことを説明。「早い段階で『期待していたものと違う』という声をいただいていた。関西テレビの提示の仕方、企画の方向性が間違っていた」と“惨敗”の原因を分析した。

 また「戦う!書店ガール」に関しても「男性と女性の対立構図、仕事と恋のテーマがともに中途半端だった。『もっとラブシーンを見たい』というお声もいただいた」と振り切った描き方ができず、中途半端に終わったことが敗因とした。

 この反省を踏まえ、10月20日からは、松坂桃李主演「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」がスタートする。同名タイトルの人気コミックが原作だが、大澤氏は「原作以上に濃密なドラマになっていると思います」と中途半端ではないドラマ作りを明言した。

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