橋下氏、上西氏セクシー本を古紙回収に
大阪市の橋下徹市長(46)=大阪維新の会代表=が16日、大阪市役所で定例会見を開き、自費購入した上西小百合衆院議員(32)のフォト自叙伝「小百合」の“品評会”に応じた。
上西氏が同書で、3月の国会病欠騒動を巡り、処分ありきで維新から除名処分を受けた旨の説明を記していることに、橋下氏は「辞めてもらった理由は書いてある事実と違う。政治家としての信義則違反だ」と反論。一方で上西氏のセクシーショットが並ぶ写真集を自宅に持ち帰って「怒られた」と、丁重に古紙回収に出したことを明かした。
橋下氏は、4月に上西氏が開いた3時間に及ぶ釈明会見に同席したうえで除名処分を下したことに「即刻処分の声もあったが、人の身分に関わることは強権的にやるのはダメで、ルールに基づいてやるべきで、会見を入れた」と説明。「彼女が選挙(統一地方選)に対して振りまいたマイナスイメージを挽回できれば除名をしないという話だった。僕もフェアにやったつもり。(会見で)フォローする部分は徹底してフォローし、弁護もやったつもりだ」とした。
その上で、代表一任で判断することになったが「代表一任は重かったが、残念なことに全部を挽回したとは思えず」処分を下したが、上西氏は辞職を拒否。その際の上西氏の様子を「それまでしおらしかったのに、すごかったねえ。小島よしおさんみたいに“そんなの関係ねえ”ってなって、終わっちゃった」と振り返った。
また上西氏が次回選挙の公認を条件に辞職を迫られたと記していることに「一から勉強して、皆に認められたら公認するからということです」と無条件公認の打診も否定した。
一方で、上西氏の50枚に及ぶセクシーショットは見たか?と問われると「文章を読んでいたら、目には入ってきますけど…」と頭をかいたが、印象的なショットを聞かれると「ないです!」と苦笑いした。
購入した写真集は自宅のリビングで読んだそうだが「家に持って帰って怒られましたよ。だから事実だけ確認して、すぐ古紙のあっちのほうに即日、いっちゃいました」と明かした。ただ「そうやって古新聞に入れたとかおもしろおかしく書かれそうなので、ちゃんと“丁寧に”古紙回収に回しましたから。丁寧に!」と付け加えていた。