読テレ、視聴率好調番組でも阪神CS中継

 読売テレビは17日、大阪市内で秋の番組発表会見を開いた。現在18カ月連続で月間視聴率3冠を継続中と絶好調で、今秋改編は定期のドラマ、アニメ番組以外は変更ゼロ。全日改編率は系列キー局の日本テレビ(3・8%)より低い3・0%の王者改編となったが、プロ野球・阪神タイガースのポストシーズン進出時には、好調番組との差し替えも視野に、甲子園での阪神主催試合の中継放送に“挑戦”する方針を打ち出した。

 報道陣からは「通常番組のほうが数字が取れるケースもあるのでは」との質問も飛んだが、小石川伸哉・編成局長は「それでも、やれるところまでやります」と宣言。現在、阪神球団や他局を含めポストシーズンに向けて調整中という。

 松本拓也・編成部長も「今年は期待できます。阪神と巨人で盛り上がるのが当社としては一番の理想です」と白熱したTG対決の実現に期待した。

 近年はプロ野球中継の視聴率不調が指摘されるが、昨年のCSファイナルで阪神が4連勝で巨人を下し、日本シリーズ進出を決めた昨年10月18日は関西地区で視聴率23・9%(読売テレビ)を記録している。

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