中村勘九郎 次男の反論に困った
歌舞伎俳優の中村勘九郎(33)、演出家の野田秀樹氏(59)が21日、都内で開催中の「第8回したまちコメディ映画祭in台東」に登場、「シネマ歌舞伎『野田版 鼠小僧』」の上映前にトークショーを行った。
野田氏が作・演出し歌舞伎座で上演された舞台を撮影し、2005年に公開された「シネマ歌舞伎」第1弾。故中村勘三郎さんが主演、勘太郎時代の勘九郎と弟の七之助(32)も出演している。
野田氏は、親友の勘三郎さんと酒を飲んだ時に交わした会話「鼠小僧ってサンタクロースみたいなもんだよね」ということから、同作が生まれたことを告白。
当時の父の熱演を振り返った勘九郎は「ウチの次男が今大変なんです」と哲之(のりゆき)くんを引き合いに出し、「おい、ノリ」と声をかけると「哲之じゃない、鼠小僧だ!」と言い返すことを明かし、「自分のこと事を鼠小僧だと思い込んでる」と息子が同映画にハマっていることを述べ、「お金大好きになっちゃったら親としては困っちゃいますよねー」と笑わせた。